01

一棟の収益と権利関係から、進め方を考える

東京都内の一棟マンション・一棟アパート・収益ビル・店舗事務所ビルを中心とする相談窓口です。一般住宅の住宅ローン相談とは異なり、賃料・入居者やテナントとの契約・修繕・担保関係を合わせて整理します。

このページでは、返済が難しく、売却しても完済資金が不足するなどの事情から、債権者等の承諾を得て担保不動産を売却する方法を「任意売却」として説明します。任意売却を前提に依頼する必要はありません。通常売却や保有改善の可能性も確認します。

残債があっても通常売却できるケースを見る
02

任意売却の前に、確認したい条件

売主様の希望だけで任意売却が成立するわけではありません。売却条件、代金の配分、担保解除などについて、関係する債権者・権利者等への確認が必要です。契約の進め方や必要な期間も個別に確認します。

金融機関等から通知を受けている場合は、書類の種類と記載された期限を確認してください。手続きが進んでいると選択できる方法が限られることがあります。どの段階でも競売を回避できる、必ず承諾を得られるとはお約束できません。

  • 決済時の完済必要額と、売却代金・自己資金の見通し
  • 借入先、保証会社等と、共同担保・複数担保の状況
  • 差押え等の有無、受領した通知と期限
  • 所有者・共有者の意向と、買主の資金計画
03

賃貸中の収益不動産で整理する7つの論点

買主が引き継ぐ収益と負担を具体的に示すことが、価格や購入条件を検討するための土台です。不明点を埋めず、契約書・管理資料・建物資料で確認します。

収益物件の論点査定・販売で確認すること
賃貸中・複数テナント区画別の賃料、入金・滞納、契約期間、退去予定。複数の用途があるビルは用途ごとに整理します。
敷金・保証金預かり額、返還や償却等の契約条件、買主への承継と決済時の精算。
サブリース・管理契約契約相手、期間、賃料改定、解約・承継条件。売却によって当然に終了できるとは扱いません。
修繕・設備更新外壁・防水・給排水・空調・エレベーター等の履歴、必要な工事と負担区分。安全上必要な対応は売却判断と分けて確認します。
複数担保・共同担保抵当権・根抵当権、他の物件との担保関係、配分・解除に関わる確認先。
買主融資現況収益、構造・築年、法令・権利関係、建物資料、買主の自己資金と融資・決済の見通し。
情報開示・現地確認管理会社や入居者への連絡方法、資料の開示範囲、現地確認の手順を事前に相談します。
04

不動産会社と、法律等の専門家の役割

当サイトの相談では、物件と収支の整理、査定、媒介・販売、売買取引に必要な情報の確認を行います。法律判断や債務整理が必要な場合は、弁護士等の適切な専門家への相談・連携が必要です。

既に依頼している専門家がいる場合は、その状況をお知らせください。依頼先が未定の場合も、必要となる専門分野を整理します。専門家への依頼範囲・費用・情報共有は別途確認し、当サイトの無料査定に法律業務まで含まれるものではありません。

担当分野役割の区別
不動産会社物件調査、収支の整理、査定、媒介、購入希望者への販売活動、売買取引の調整。
弁護士等法律判断、紛争への対応、債務整理、残債・保証債務等の法的処理。業務権限に応じた専門家が担当します。
登記・税務の専門家登記手続きや税務判断など、案件に応じて司法書士・税理士等に確認します。
05

相談から売却判断までの進め方

手続きや順序は債権者等の条件によって変わります。まず必要な情報と期限を整理し、承諾や法的確認が必要な事項を明らかにしてから、具体的な販売・契約・決済の進め方を検討します。

段階確認すること
01 物件・借入・期限の整理物件名・所在地、賃貸状況、残高、受領した通知、専門家への相談状況を伺います。
02 査定と選択肢の比較売却時の資金、保有時の収支を整理し、通常売却で解決できるかも確認します。
03 必要な承諾・対応の確認債権者等に確認する事項と、法律・登記・税務の担当を整理します。
04 販売・購入条件の調整媒介条件、情報の開示範囲、価格、買主の資金と決済の見通しを確認します。
05 契約・決済と残る課題の確認必要な承諾、担保解除、預かり金等の承継・精算を確認します。残債等の法的処理は専門家の担当範囲に応じて別途確認します。
06

買主を限定せず、情報の扱いは丁寧に

販売を受託する場合は、自社の買主に限定せず、他の仲介会社を含む購入希望者・投資家へ物件情報を届ける方針です。現況収益、契約、修繕等の資料を整え、購入条件を比較できるようにします。

広く買主を探すことと、所有者様の返済事情を広く公開することは別です。売主様の意向、賃借人への配慮、債権者等との手続きを踏まえ、資料や個人情報の開示範囲を確認します。

囲い込みをしない販売方針を見る
07

売却後に残る債務も、別に確認する

任意売却や担保解除によって、残った借入や保証債務が自動的になくなるわけではありません。売却後の返済・債務整理等について法律判断が必要な場合は、弁護士等に確認します。

成約価格、債権者の同意、競売回避、費用の控除、債務の免除を保証することはできません。確認できた条件と未確定の事項を分け、オーナー様が選択できるよう整理します。

08

通常売却・保有改善も、選択肢に残す

査定の結果、売却代金と自己資金で必要な費用・完済資金をまかなえる場合は、通常売却を検討します。返済を続けられる見通しがある場合は、賃料・経費・修繕・返済条件の確認を通じて保有改善も比較します。

相談時点で方法が決まっていなくても構いません。現在の数字と状況から、売るか、持ち続けるか、どの確認を先に進めるかを考えます。

通常売却で完済できるか確認する金利上昇時の売却・保有判断に戻る

よくあるご質問

参考情報